埼玉県生協連ピースフォーラムを開催しました
9月13日(土)、埼玉会館にて、埼玉県生協連ピースフォーラムを開催、5団体46人(うち小中学生6人)が参加し、沖縄・広島・長崎などでの平和行動の参加者や平和活動を推進する組合員などが、現地での体験を報告・共有し、現地で感じたことを忘れず、日々のくらしや活動の中で何ができるのかを話し合いました
はじめに、吉川会長理事が主催者あいさつを行いました。あいさつでは、平和、核兵器廃絶をめぐる世界情勢、ピースフォーラムの位置づけ、被爆体験、被爆者運動の継承の必要性に触れながら「今年は節目の80年でしたが、来年は、被爆・戦後81年です。戦争を知らない世代の割合が年々増え、いずれは全員がそうなっていくからこそ、体験の継承も、平和活動の継承も、より重みを持っていくことになります。本日のピースフォーラムが良いヒントになることを願っています」と話しました。
次に、各生協から、平和の取り組みを報告しました。
■コープみらい コープみらいの平和の取り組みの紹介に続き、ヒロシマ、ナガサキの行動参加者から報告を行いました。被爆・戦後80年の節目に、さいたま市・埼玉新聞と連携して実施した「子ども平和新聞」では、子どもたちが被爆者から実際に話を聞き、戦跡をめぐり、感じたことを新聞にまとめと報告がありました。
■パルシステム埼玉 ヒロシマ行動の概要説明に続き、行動に参加した中学生と小学生から報告を行いました。それぞれ報告の中で「戦争や平和の理解をもっと深めて、後世に伝えていきたい」「原爆のことは遠い世界のことで、自分にできることはないと思っていた。小さなことでも、黙っているのではなく、戦争が嫌だ、平和が良いと声をだすことが大切だと思った」と語りました。
- コープみらい
- パルシステム埼玉
- 生活クラブ生協
- 医療生協さいたま
■生活クラブ生協 ヒロシマ行動の概要説明に続き、行動に参加した中学生3人から報告を行いました。それぞれの報告の中で「被爆者とはなにか、原爆投下が人間に与えた影響について、深く広く考えていきたい。被爆者の高齢化が進む中、被爆体験を継承していくことが大切だと感じました」「戦争や原爆の恐ろしさを未来に届けるために、原爆詩や被爆体験を伝えていくことが必要だと感じました」「子ども平和会議でどうしたら戦争や核兵器がなくなるのかグループで話し合いました。世界中の人々が、世代・性別関係なく交流し、人とのつながりをつくることで争いごとがなくなるのではないかと考えました。子どもでもできることはたくさんあると感じることができました」と語りました。
■医療生協さいたま ヒロシマ行動の概要説明に続き、行動に参加した組合員・職員の方から報告を行いました。報告の中では「今回の行動に参加して、自分が何も知らなかったことに気づきました。戦争を他人事にしない、自分にできることを小さなことでも続けることだと思いました」「と語りました。
- グループワークのようす
- 平和について自分ができること、やりたいことを書きました
グループに分かれて、自分が「平和について考えたきっかけ」を織り交ぜた自己紹介を行った後、現地で見て聞いて、今日のみんなの報告を聞いて「一番大切だなと思ったこと、他の人に伝えなきゃと思ったこと」を報告し、平和について「自分ができること、やりたいこと」を紙に書き出しました。書き出した紙をもとに、報告・交流を行いました。グループワークの最後には、各グループからの報告を行いました。
参加者からは、「平和の旅に参加したお子さんたちが戦争の実相を知り、戦争の怖さや悲しさを伝えていきたいと自分の言葉で報告をしてくれたことに胸が熱くなりました」「現地で被爆の実相を知り、学び、ご自身がその学びを後世に語り継いでいきたいと話していたことが印象に残りましたした。子どもたちに現地に赴いてもらうことの大切さを実感しました」などの声が寄せられました。