新しい年を迎えるにあたって ~ずっとくらしの中に~

吉川尚彦会長理事
あけましておめでとうございます。
昨年も埼玉県行政をはじめ、県議会、県内諸団体の皆様より、当会および埼玉県内の生協に対し多大なご支援をいただきましたことに、厚く御礼申し上げます。
昨年は2回目となる国際協同組合年として、県内の生協では、前回にも増して協同組合についての学習や広報に旺盛に取り組むとともに、県内の協同組合の皆様との連携・協力の輪を広げてまいりました。国会では「持続可能な地域社会づくりに当たってはその有力な主体として協同組合を位置付けること」などが盛り込まれた決議が採択され、大きな励ましをいただきました。引き続き、国際協同組合年で期待された持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた実践を進めてまいります。
また、昨年は被爆・戦後80年の節目の年でもあり、県内の生協では、埼玉県原爆被害者協議会をはじめとした関係団体の協力を得ながら、これまで以上に平和を学び考え、戦争体験や被爆体験を次世代に継承する企画を多彩に行いました。平和への願いを確かなものとするために、被爆・戦後81年、82年と継続して取り組んでまいります。
さて、埼玉県生協連は埼玉消団連と埼玉消費者被害をなくす会の事務局を担当し、専門家、県内消費者団体と連携して消費者被害防止に取り組み、とくにこの10年来、被害の未然防止に向けた啓発を地域で行うため、埼玉県が進める消費者被害防止サポーターの養成や高齢者等見守り活動に協力してまいりました。この間、活動の財源となる消費者庁の交付金の継続を専門家と消費者団体が連携して国に要請し、埼玉県議会からは国への意見書も発出され、交付金の継続されることとな。りました。交付金が有効に活用され、見守り活動がいっそう促進されるよう、引き続き協力してまいります。
埼玉県生協連は協同組合の一員として、また助け合いの組織として、「安心してくらし続けられる地域(埼玉)社会」と「誰一人取り残さない持続可能な社会」の実現に向け活動を進めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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