埼玉県生活協同組合連合会

新年のごあいさつ

埼玉県生活協同組合連合会 会長理事 吉川尚彦

あけましておめでとうございます。

昨年も埼玉県行政をはじめ、県議会、県内諸団体の皆様より、当会および埼玉県内の生協に対し多大なご支援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

2023年は急速な物価の高騰が組合員のくらしと生協事業に大きく影響しました。商品価格が上昇した分、購入する商品点数が減少するなど、家計の節約に苦労している様子が見て取れます。一方、長く続いたコロナ禍の行動制限が解除され、組合員や消費者の活動では、オンラインを併用しつつも実際に集まる機会が増え、日常が戻ってきました。各界の皆様とも対面でつながることができ、顔の見える関係の大切さを実感することができました。

県内の生協では、事業を通じて組合員のくらしを支えるとともに、地域の居場所づくり、生活困窮者への食料の寄贈、市民団体への助成などを通じた活動支援、埼玉県が進める子育て支援策への協力、消費者被害を未然に防ぐ活動、災害支援募金やパレスチナ人道支援募金、平和を求める活動など、行政や諸団体とも連携しながら、助け合いの組織として取り組みを広げてまいりました。

2024年も食料やエネルギー価格の高止まりのもとでのくらしが続きます。資材コストの上昇に加え、少子高齢化と人口減少による宅配や福祉事業における人手不足も顕著になっており、事業経営もより厳しさを増していきます。SDGsも目標年までの折り返しを過ぎ、気候変動、自然災害、食料問題、世界的な紛争など解決しなければならない課題も山積しています。

埼玉県生協連は、「安心してくらし続けられる地域(埼玉)社会」と「誰一人取り残さない持続可能な社会」の実現に向け、行政・諸団体の皆様と連携をさらに深め、‘ずっとくらしのなかに’あり続けられる存在となれるよう活動を進めてまいります。引き続き、各界の皆様よりご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

結びにあたり、皆様のご健勝とご多幸を心より祈念し、新年のごあいさつに代えさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

埼玉県生協連会員生協からの新年のごあいさつはこちらから

活動のご紹介