埼玉県生活協同組合連合会

第40回埼玉県原爆死没者慰霊式が開催されました


7月20日(日)、浦和コミュニティセンター多目的ホール(さいたま市浦和区)で、第40回埼玉県原爆死没者慰霊式が、被爆者やご遺族、来賓、一般参列者など、約300人が参列して開催されました。  

埼玉県原爆死没者慰霊式は、別所沼公園(さいたま市南区)に「原爆死没者慰霊の碑」が建立された1986年から開催され、今年で40回目となりました。第30回からは場所を室内施設に移して行われています。

大野元裕知事

被爆者の高齢化にともない、埼玉平和市民5団体懇談会が呼びかけ、埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会を結成し、埼玉県原爆被害者協議会(以下、しらさぎ会)とともに準備・運営などにあたりました。

今年は、慰霊碑の横に、日本被団協が受賞したノーベル平和賞のメダルと表彰状のレプリカが展示されました。

開会に先立ち、会場では県民の皆さんから寄せられた平和のメッセージ204通を映像にまとめ、上映しました。
式典は、被爆二世のしらさぎ会 安藤美紀さんの進行により、埼玉合唱団の「明日への伝言」の合唱、「開会のことば」、埼玉県内の原爆死没者名簿の奉納と進み、2024年度に埼玉県内で亡くなられた102人を含む2,166人の名簿を大野元裕埼玉県知事が奉納され、黙とうを捧げました。

三松保則会長による慰霊のことば

続いて、しらさぎ会の三松保則会長が「主催者慰霊のことば」を述べました。三松さんは自身の被爆体験を語った後「核兵器も戦争もない、平和を願う人々の願いとは裏腹に、世界では戦争が勃発しています。こうした中、昨年11月にノーベル委員会は核のタブーを築き上げてきた日本被団協にノーベル平和賞を授与しました。これからも、被爆の体験談を国内ばかりでなく、海外にも伝え、世界中に核兵器を廃棄する機運を高め、核廃絶に近づけていきたい」と述べました。

来賓のあいさつ、メッセージ紹介に続き、平和の誓いを県立浦和高校の大澤雄吾さんと石川翔一さん、秩父ユネスコ協会の高野真紀さんより行いました。

次に、被爆の証言では、しらさぎ会の加藤高明さんの証言を斉藤とも子さんが朗読しました。その後、献花、折り鶴奉納と進み、最後に平和の願い、核兵器廃絶の思いを込めて「原爆を許すまじ」を斉唱し、終了しました。

なお、当日の埼玉県生協連チャンネル(Youtube)での配信が、会場周辺の電波状況の影響で、配信が途中で止まってしまいました。ご迷惑をおかけしました。現在、埼玉県生協連チャンネル(Youtube)にて、あらためて当日の映像を配信していますので、ご覧ください。視聴はこちらから

また、午後からは被爆80年記念行事が行われ、平和のうたごえ、被爆体験、被爆者運動の継承をテーマにした座談会、映画「長崎の郵便配達」の上映を行い、130人が参加しました。

来賓として参列いただいた皆様

埼玉県知事 大野元裕  様 
埼玉県議会議長 白土幸仁  様
さいたま市市長 清水勇人  様 
自由民主党  柴山昌彦  様 
立憲民主党 髙木真理  様
公明党 西田実仁  様
公明党 輿水恵一  様
日本共産党 塩川鉄也  様
社会民主党埼玉県連合 中嶋 修  様
立憲民主党 衆議院議員 武正公一 様代理 瀧澤成光  様
立憲民主党 衆議院議員 三角創太 様代理  金子忠司  様
立憲民主党 衆議院議員 杉村慎治 様代理 小堀雄亮  様
国民民主党 衆議院議員 橋本幹彦 様代理 速山武士  様
 
埼玉県議会 埼玉民主フォーラム 野本怜子  様
埼玉県議会 無所属県民会議 井上 航  様
埼玉県議会 日本共産党埼玉県議団 城下のり子 様
 
蕨市市議会議長 大石幸一  様
久喜市市議会議長 上條哲弘様代理 副議長 成田ルミ子 様
 
さいたま市議会 立憲民主・無所属の会  添野ふみ子 様
さいたま市議会 立憲民主・無所属の会  高柳俊哉  様
さいたま市議会 立憲民主・無所属の会  出雲桂子  様
さいたま市議会 立憲民主・無所属の会  佐々木里美 様
さいたま市議会 立憲民主・無所属の会  堤 日出喜 様
さいたま市議会 立憲民主・無所属の会  相川綾香  様 
さいたま市議会 日本共産党さいたま市議団 金子昭代  様
さいたま市議会 日本共産党さいたま市議団 池田めぐみ 様
さいたま市議会 日本共産党さいたま市議団 鳥羽 恵  様
日本原水爆被害者団体協議会 工藤雅子  様
埼玉県高等学校教職員組合    小野知二  様
埼玉県民主医療機関連合会 市川大輔  様
NPO法人埼玉県障害者協議会 田中 一  様
日本反核法律家協会 大久保賢一 様
埼玉総合法律事務所 牧野 丘  様
埼玉母親大会連絡会 内田典子  様
埼玉母親大会連絡会 羽豆純子  様
埼玉県労働組合連合会 藤田省吾  様
俳優 斉藤とも子 様
 
埼玉県立浦和高等学校 教諭 小菅洋之  様
  〃        生徒 大澤雄吾  様
  〃        生徒 石川翔一  様
秩父ユネスコ協会 高野真紀  様

主催:埼玉県原爆被害者協議会、埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会(埼玉県地域婦人会連合会、埼玉県平和運動センター、原水爆禁止埼玉県協議会、埼玉県生活協同組合連合会、埼玉合唱団、生活協同組合コープみらい、生活協同組合パルシステム埼玉、医療生協さいたま生活協同組合、さいたま住宅生活協同組合、被爆体験聞き書き行動実行委員会、コープネットグループ労働組合、婦人民主クラブ埼玉支部、ワーカーズコープセンター事業団埼玉事業本部、核戦争を防止する埼玉県医師・歯科医師の会、さいたま・常泉寺に「広島・ナガサキの火」を永遠に灯す会、高校生ピースウィング、さいたま市原水協)

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