埼玉県生活協同組合連合会

組合員学習会「ワーカーズ(労働者協同組合)を知ってつながろう」を開催しました

 

埼玉県生協連は、関心や情勢に合わせたテーマについて広く学ぶ学習会として、組員学習会を位置づけています。一昨年は、サステナブルファッションについて、しまねのたすけあいシステムを通じた地域社会づくりの実践について学びました。国際協同組合年である今年は、協同組合の一員であるワーカーズ(労働者協同組合法にもとづき活動する協同組合)について、県内外の取り組みを学び、今後のつながりを模索することとしました。

講師 成田誠さん

2025年12月19日、埼玉会館会議室およびZoomによるオンラインで、56人(会場31人・Zoom25人)が参加しました。
開会にあたり、吉川尚彦会長理事から、国際協同組合年にちなんだ企画として「ワーカーズ」の取り組みを学ぶ場としたこと、地域社会づくりでは生協との親和性も高く、参加されているみなさんにも生協での活動の視点だけでなく、それぞれのこれからの地域での活動にもぜひ参考にしてほしいと話しました。

「ワーカーズにより地域社会づくり」をテーマに、労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団理事・埼玉事業本部本部長の成田誠さんに「労働者協同組合」や埼玉事業本部の事業、県内外のワーカーズの取り組みや「支えあいのまちづくり講座」「埼玉協同労働推進ネットワーク」などについて紹介いただきました。さらに、埼玉ワーカーズコレクティブ連合会の活動やワーカーズと連携した生協での活動を報告いただき、共有しました。

参加者の感想(一部抜粋)
・労働者協同組合の成り立ちや多種にわたる内容・組織について知ることができました。意外にも身近なところに組織があること、やりたいと思えば自らでもできることには驚いた。
・資金を出し合い、話し合って営む、共にはたらく、この基本原理の中での多様な取り組みや事例を知り、こんなにも身近にワーカーズコープさんの事業があったことを知ることができました。
・利益ではなく、自ら働きやりたい事を形にしていく事業運営は、働く人にとっても生きがいや自分らしく生きるための居場所にもつながっていくと感じました。
・様々な社会問題に対応した協同組合があること、また、平日は会社員、週末は協同組合での仕事というように、多様な働き方ができるということ含めて、これからもより一層のニーズの高まりを感じました。

 

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