『ともに生き、ともに働く「平和」と「協同」について考える』~映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」上映とアフタートーク

2025国際協同組合年埼玉実行委員会は、2025国際協同組合年の記念行事として、12月13日、『ともに生き、ともに働く「平和」と「協同」について考える』~映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」上映とアフタートーク~を鴻巣市のクレアこうのす小ホールで開催し、県民、協同組合の関係者200人が映画を鑑賞するとともに、ペシャワール会の会員で小川町在住の石橋忠明さんと日本協同組合連携機構の比嘉政浩さんによるアフタートークに聞き入りました。
記念行事の開会にあたり、坂本富雄実行委員会共同代表(埼玉県農業協同組合中央会会長)から「自然災害が激甚化・頻発化する今日こそ、相互扶助の考えのもと、協同組合の理念を実践しなければならない。県内の協同組合が連帯して、広く社会にアピールしていきたい」とあいさつを行いました。
- 坂本富雄実行委員会共同代表
- 大野元裕埼玉県知事

比嘉政浩さん(日本協同組合連携機構代表理事専務)(左)とペシャワール会石橋忠明さん
当日は、来賓として大野元裕埼玉県知事、比嘉政浩日本協同組合連携機構代表理事専務にお越しいただきました。あいさつで大野元裕知事は「協同組合は地域に根差した活動を着実に継続し、社会に大きな貢献をしてきた。県は『日本一暮らしやすい埼玉』を目指しているが、実際には協同組合をはじめ、多様な団体や企業が相互に連携していくことが不可欠です」と述べられました。
映画の上映後、中村哲さんとアフガニスタンで活動をともにした石橋忠明さんと比嘉政浩さんが、アフタートークを実施。お二人の意見交換や会場からの質問への回答を通じて、中村哲さんの人柄がわかるエピソードや大切にしたことが語られ、感動を誘いました。
アフタートーク終了後、吉川尚彦実行委員会共同代表(埼玉県生活協同組合連合会会長理事)から閉会あいさつを行い終了しました。終了後にロビーでペシャワール会への募金を呼びかけ、参加者から44,000円が集まり、12月15日にペシャワール会へ送金しました。
【参加者の感想(抜粋)】
・ひとりでは中々できない事を、たくさんの人の手で少しずつ実現させて行く姿に「何のために生まれて、なんのために生きるのか」を考えました。
・用水路、サンダル作成など、必要だと思うことを、躊躇なくはじめる手段を探す中村哲さんの姿に自分はなにができるのかを考えさせられました。
・中村哲さんの身近にいらしたお話はとても説得力があり、テレビ番組や映画だけではない一面も知ることができました。





