国民生活センター松本理事長を囲んで「食品の新たな機能性表示制度」を学習 第1回食の安全オンブズ会議

 5月26日(月)午前10時より埼玉県生協連会議室で2014年度第1回食の安全オンブズ会議が開かれました。消費者団体と県生協連など8団体17人が参加し、独立行政法人国民生活センターから理事長 松本恒雄さんを講師に「食品の新たな機能性表示制度」の現状と問題点について学びました。

1.学習懇談会「食の新たな機能性表示制度について」

 内閣総理大臣の諮問機関である規制改革会議から昨年6月に「一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備」を求める答申が出されて以降、閣議決定を経て、具体化に向けた検討がすすめられています。

 今回は、食品表示に関する法律の観点から、現状と問題点について、国民生活センターの松本恒雄理事長をお招きし、食の安全オンブズ会議メンバー以外にも呼びかけ、学習懇談会をおこないました。

 健康食品の表示規制の現況、不当表示事例、米国のダイエタリーサプリメント制度などについて解説いただきながら、新たな仕組みづくりに進む現在の状況の中で、消費者の視点からより望ましい仕組みにしていけるようわかりやすくポイントをお話いただきました。

 参加者からは「何で現在二つの制度があるのに、新しく機能性表示が必要なのでしょうか。消費者の立場で、不安ですと声をあげていくことが必要だと思った」などの感想が寄せられました。

学習懇談会の様子(埼玉県生協連会議室) 国民生活センター 松本恒雄理事長

2.食の安全オンブズ会議要綱確認

 2014年度の活動を始めるにあたり、食の安全オンブズ会議の要綱を確認しました。意見として設置目的である埼玉県の食の安全・安心の取り組みの学習、現状把握をオンブズ会議で取り組むことが必要との発言があり、秋に具体化することを確認しました。

3.2013年度活動報告(案)と2014年度活動方針(案)について

 活動報告と2014年度活動方針について、事務局から報告し確認しました。

4.埼玉県食品安全局懇談会、関東農政局意見交換会の日程と次回日程

 日程について事務局より報告し、いったん次の日程で確認しました。会場・詳しい時間など、あらためて6月中旬に各委員へ連絡することを事務局より報告しました。